ゼロ・ウェイスト
こんにちは、スタッフのたけだです。
私の住む徳島県には、日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をした上勝町という人口1500名ほどの町があります。
実は、世界からも注目されていて毎年多くの人が視察に訪れる町なのです。
◇ゼロ・ウェイストってなに?
ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
「焼却・埋め立て・何でもリサイクル」がもたらしたのは、
資源の無駄遣いと有害物質による健康被害と水質汚染など環境への悪影響でした。
ゼロ・ウェイストは、そんな社会の仕組み自体を変えていこうとするものです。
(ゼロ・ウェイストアカデミーHPより引用)
◇ゼロ・ウェイストタウン https://zwtk.jp/
◆ 徳島県上勝町
2003 年に自治体として日本で初めての
『ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言』を行った町。
上勝町のごみをゼロにする=ごみをどう処理するかではなく、
ごみ自体を出さない社会を目指し、上勝町ではごみ収集を行わず、
生ごみなどはコンポストを利用し、各家庭で堆肥化。
瓶や缶などのさまざまな「資源」を住民各自が『ごみステーション』に持ち寄って45 種類以上に分別。
『ゼロ・ウェイスト宣言』から17 年経過した現在、リサイクル率80%を超えています。
◇KAMIKATSU ZERO WASTE CENTER。
上勝町ゼロ・ウェイストセンターでは、WHYという疑問符を持って生産者と消費者が日々のごみから学び合い、
ごみのない社会を目指します。
WHY do you buy it?
WHY do you throw it away?
なぜそれを買うのか?
なぜそれを捨てるのか?
私たち消費者は問いかけられます。
WHY do you produce it?
WHY do you sell it?
なぜそれを作るのか ?
なぜそれを売るのか?
私たち生産者は問いかけられます。
◇ゼロ・ウェイストアクションホテル 『HOTEL WHY』
チェックイン時には、上勝町が17年以上取り組んできたゼロ・ウェイストの歴史や、「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」の施設紹介に触れることができ、
また、チェックアウト時に上勝町唯一の「ゴミステーション」で行われる45分別体験に参加することができます。
◇給茶スポット
給茶スポットとは、象印マホービン株式会社が、2006年から全国ではじめたマイボトルキャンペーンの一環です。この取組の主旨に賛同してくれたお店が、給茶スポットとして店舗登録をしており、マイボトルを持参すれば購入したドリンクを給茶してくれる仕組みになっています。
上勝町でも使い捨てカップなどのごみ削減に取り組んでいることから、給茶スポットの取組みに賛同し、町内には6店舗の登録店があります。登録店舗では上勝町の伝統茶「上勝阿波晩茶」やコーヒーなどを使い捨て容器なしで購入することができます。
夏休みの自由研究や、密を避けた旅行を考えているかたなど
自然あふれる素敵な町、未来の取り組みをされている上勝町へ興味をもってみると何かのヒントになるかもしれません。少しでもお役に立てたら幸いです。
◇参考資料
徳島県上勝町ホームページ
ゼロウェストアカデミーホームページ