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読書の秋の季節ですね

2022/10/9未分類

こんにちは!ブックスタンドの瀬戸です。段々寒くなってまいりました。みなさまいかがおすごしでしょうか

私の家には小学生の子どもがおります。先日、読み聞かせの大切さについて聞いたお話を、少しこちらに掲載します

 絵本の読み聞かせには、様々な効果があるといわれており、言葉を繰り返し聞くことで語彙力が発達するだけでなく、子どもの感受性を高めてくれなど、多くのメリットが挙げられているそうです。物語の中からは様々な感情「楽しい・怖い・悲しい・うれしい」など、日常生活で経験する以上の感情を絵本から学ぶことができ、小さいころから本に親しむことで本好きの子どもになりやすいという傾向も見られるそうです。

特に私が気になるメリットは

 

【1】語彙力が伸びる

絵本には様々な言葉がでてきます。大人にとっては当たり前の言葉でも、
子どもにとっては初めて聞くという言葉もたくさんあります。
こうして、理解できる言葉を少しずつ増やしていく事で子ども自身が自分の想いを表現することにもつながります。

 

【2】聞く力がつく

「聞く」というのは、話す事と同じくらい、コミュニケーションの基本となるものです。
人の話を真摯に聞くことができれば、コミュニケーションも円滑になります。
また、そのストーリーに興味関心を持つことで、それを理解するために聞き分ける力も身につきます。

 

【3】感受性を養う

絵本には登場人物が抱える背景や状況ごとに異なる感情が表現されています。 こうした「嬉しい」「悲しい」などの様々な感情を絵本を通じて、疑似体験することができます。 すると、自分自身の感情に気づくことはもちろん、誰かの感情に気づくことができ、 良好なコミュニケーションや、優しさを育むことにつながります。

 

【4】想像力が豊かになる

絵本は、1 枚の絵からその物語の展開を想像することができます。言葉が読めても読めなくても、 絵から伝わる登場人物の感情や雰囲気を読み取ることで、健やかな想像力を育むきっかけとなります。

 

【5】親子のコミュニケーション

忙しさのあまり、つい子どもと過ごす時間が短くなっている…。これは現代の子育て家庭にありがちな課題です。
「絵本」のストーリーや感情を、たとえ 10 分であっても親子で共有することで質の高いコミュニケーションが取れることは、 子どもの心の安定につながります。 物語に対する感動や想像を共有することで濃いコミュニケーションにつながります。

 

私は普段、つい図書館や本屋さんではハッピーエンドの内容のものや似た内容のものを選びがちですが、バッドエンドのものや全く異なるジャンルの作品もあえて選んでみようかな、なんて、このお話を聞いて思いました。


私の好きな絵本の一つに『ないたあかおに』という絵本がありますが、この物語からは、身近にある人や物を大事にすることの大切さを学ぶことができると思います。
「鬼」というと一般的には怖いイメージがありますが、この絵本に出てくる鬼は心優しいキャラクターとして描かれています。
あおおには、あかおにの願いを叶えるために、自ら悪役となることを選択しますが、その結果あおおには、あかおにのもとから去ることになるというストーリー。

読み聞かせは小さい子へというイメージもありますが、決してそうではないと思います。
あかおには人間という友達を手に入れることはできましたが、その一方であおおにという友達は失ってしまいます。 物語の最後にあかおにが涙を流すシーンがあります。その涙の意味を考えてみると、「友達や友情とは何なのか」「あおおにの自己犠牲にも見える行動は本当の優しさといえるのか」、など考えるきっかけになると思います。

読書の秋のまったりとした時間の中で多くの作品に触れる機会を積極的に作りたいなと思います。

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