こんにちは、ブックスタンドスタッフのマサキです。
毎年この時期に美波町で行われる「千羽海崖トレイルランニングレース」
今年も1月24日に開かれました!
今年は規模を縮小しての開催となりましたが、それでも200人あまりの
選手が参加し、私も家族でお手伝いさせていただきました。
トレイルランニングレースとは、山の中など地形に富んだ場所を走るレースです。
美波町の大会コースも舗装路はごく一部で、あとは山中の登山道、海岸の波打ち際も
走ります。
走行距離は36.1kmとフルマラソンよりは短いのですが、コース中のアップダウンが
半端ない!!
400mや200mなどの高低差を何度も繰り返すのです。
本当にご苦労様なことです(^-^;
当日は雨と強風の、荒天の中でのスタートとなりました。
私は、スタートから4分の1ほどのところで、選手にエネルギー補給ジェルを配る
お役目です。
折り返し地点通過後の復路でも、同じ場所で配りました。
往路では、選手の皆さんは疲れが見えつつもまだ元気でしたが、
たくさんの困難を乗り越えて戻ってきた復路では、さすがに足取りも重く、
かなりお疲れでした。座り込んで休む方もいました。
雨の山道で滑って転倒する選手も多く、ユニフォームはドロドロでした。
ゴールまであと9.6キロ、頑張れ!!
と願いをこめてジェルを配りました。
ゴール1位の選手のタイムは4時間05分、私の前を通り過ぎる時は、
まるで100m走のような軽やかな走りでした。
制限時間は8時間40分。午後4時40分まで、続々とゴールが続きました。
朝8時から夕方まで、座って飲食することもなく、ひとりでひたすら山道を走る。
なぜそんな過酷なことをしようと思うのか、私には理解できません。(^^;
私が担当した場所は、普段はジェルではなく、地元の方々がお餅を焼いたり
飲み物や食べ物を振る舞う「エイド」を設置しています。
足を止めて会話をしながら飲食していく選手も多く、
「これが楽しみ!」とリピーターの選手からとても好評です。
今年はコロナ禍で袋入りのジェルに変更しましたが、何人かから「残念」の声をもらいました。
そして普段は、この場所で食べ終わってレースに戻る選手の背中に
おばちゃんが「また来年ね~!」と手を振るのです。
この美波町のトレイルランニングが人気の理由を実感できた1日でした。