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音訳ボランティア

2022/3/8未分類

こんにちは。  ブックスタンド クロダです。

 

ボランティアって、いろいろとお手伝いできることがありますよね?

『音訳ボランティア』というのは、皆さんご存じですか?

私は、市の広報誌での募集で知りました。

 

もともと声を使うお仕事に興味があり、昔ナレーター講座の勉強をしてたこともあ

り、今は子供たちの読み聞かせのボランティアをしています。

それを知っている義理の母が、市の広報誌に「あなたの声を、CDに吹き込んでみませ

んか?」という見出しで音訳のボランティア募集が出ていたの見つけて、やってみた

ら?と声をかけてくれたのをきっかけに、参加させていただくことになりました。

 

私のさせていただいてるお手伝いの内容は、聴覚障害のある方に市の広報誌を

グループの皆さんと手分けをして、すべて正確に読み、カセットテープと

CDに人数分録音をするという作業です。

 

👆私の住んでいる徳島県阿南市の広報誌です。

市からのお知らせや、ごみの出し方など、重要なお知らせがたくさんありますね。

 

音訳ボランティアの内容としては、このほかに書籍、雑誌、新聞などもあり、

全国各地の社会福祉協議会などが窓口となって、いろいろな団体があるそうです。

 

【社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合】のホームページによりますと、

「音訳」と「朗読」とは目的が違い、「朗読」は、読み手の解釈で感情を込めて読ん

だり内容を読み変えたりして、作品として仕上がったものを聞き手が鑑賞します。

 それに対し「音訳」は、聞き手(視覚障害者)が情報を得るために利用するものな

ので、内容が正しく伝わるように、書いてあることを書いてある通りに読まなければ

なりません。そのため、音訳ボランティアは視覚に障害のある方の「目の代わり」と

なって、情報を声で伝えることが大切になるそうです。

 

活動は月2回あり、読み合わせの会と、編集の会になります。

読み合わせでは、担当ページと、漢字の読みや人の名前、表やグラフなどを

どのようにお伝えするかなど、細かいところを正確にメンバーで確認します。

この表やグラフなどはとても説明が難しく(*_*; 毎回どのようにすれば聞き手が

分かりやすいか、頭を悩ませるところです。

確認できたところで、担当ページを各自持ち帰り、自宅のパソコンで作業します。

 

この作業に必要なのは、《PLEXTALK プレクストーク》という、シナノケンシによ

る、視覚障害者用デジタル録音図書読書関連機器とソフトウェアです。

パソコンに専用ソフトをインストールし、そこへエフェクターを経由し、マイクで

録音をします。

そのデータをUSBに保存し、各自のデータを編集を担当してくださるメンバーに

送って、全体をまとめます。

編集の会で、そのデータをカセットテープやCDに録音して完成です。

そのCDは図書館にも置くので、自由に活用することができます。

 

👆こちらがプレクストークで録音したCDを再生する専用機器です。

 

操作もすべて音声でガイドされ、聞きたいところから番号を選んで聞けるので、

とても便利な再生機器です。

 

メンバーの中には、小説を音訳されている方もいらっしゃいます。

大量の文章なのでとても大変だと思いますが、このようなお手伝いがあると、

聴覚に障害のある方も、たくさんの本に出合えることができますね。

 

みなさんの周りには、どのようなボランティア活動がありますか?

活動を通じて、いろいろな出会いが経験できますね♫

 

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