こんにちは。 クロダです。
今回は、私の住んでいる徳島県阿南市在住の絵本作家 羽尻利門さんをご
紹介します。
まずはプロフィールですが(公式より)
1980年、兵庫県生まれ。幼いころから京都で育ち、立命館大学で国際関係
を学ぶ。
在学中に香港中文大学へ留学。貿易会社勤務ののちイラストレーターに転身。
2006年、第7回インターナショナル・イラストレーション・コンペティシ
ョンで優秀賞受賞。小学校教科書、カレンダー、児童書のさし絵などを多
く手がける。
現在、結婚を機に奥様の地元、徳島県阿南市在住。
私が羽尻さんの絵本に出会ったのは、読み聞かせのボランティアをしてい
て本を探していた時に、徳島県にゆかりのある作家さんコーナーに本が並
んでいたのを目にしたときでした。
とても優しい色やタッチで描かれていて、登場人物の表情も柔らかくて
すぐに読んでみたい!と思いました。
ご本人も文章を書かれますが、どちらかというと、挿し絵の方が多いよう
です。
たくさんご紹介したい本はあるのですが、今回は2冊ご紹介したいと思います。
まず、最近出た新刊ですが
『あさ』
文:扇野 剛
絵:羽尻 利門
発行:株式会社 仮説社
発行日:2020年 8月15日 初版1刷発行
淡路島で小学校の先生をしている扇野 剛先生が、学校での子供たちの様
子をシリーズ化して出版していく計画の中の、まずは第一弾として、登校
の様子から描いた「あさ」からの様子です。
先生は、子供たちは一人ひとり違って、違うから面白い、違うからステキ
だとおっしゃっています。
時間通りに登校できる子、まだ起きていない子、来るときに忘れ物がない
か心配する子、わくわくしながら来る子、やんちゃな子、なかなか学校に
来にくくなっている子、はずかしかり屋だけど努力家な子。
先生は子供たちの ”いろいろ” に気づいてあげたいと言います。
学校の中での子供たちの様子が鮮明に描かれていて、こんな素敵な先生に
見守られて学校生活が送れる子供たちは 幸せだな~ と思いました。
いろいろな個性をもった子供たちを学校はどう見守れるか、対応できる
か、先生方もいろんな対応を迫られていると思いますが、この本にはたく
さんヒントが詰まっているように思います。
もう一冊は
『夏がきた』
作者:羽尻 利門
発行者:山浦 真一
発行所:あすなろ書房
発行日:2017年 6月30日 初版発行
こちらは文も絵も羽尻さんです。
懐かしい田園風景や、海辺、海の家の開店準備や、子供たちの夏を迎える
わくわく感がステキな絵で描かれています。
夕立、家庭用花火、お茶が麦茶にかわる、海開きなど、懐かしい様子がた
くさんあって、絵を見るだけで癒されます♫
夏はもう終わりですが、ご紹介させていただきました。
我が家の海産物屋にもよく羽尻さんは買いに来て下さるのですが、とても
優しくて、お話の仕方も穏やかで、絵にご本人の人柄が表れているな~と
感じます(^O^)
店頭にはご本人からいただいたポストカードと絵本を飾っているのです
が、お客さんも思わず目に留められて、「これ、写真? 絵?」と細かい
描写にビックリされていて、「癒される絵やな~」と感心されています。
皆様もよろしければ、本屋さんや図書館などで手に取ってみられてくださ
いね!おすすめの本です。
今月は5年生の読み聞かせなので、『あさ』を読もうと思っています♪
子供たちの心に響いてくれるとうれしいです。